キャラバンの一行が館山の素敵なカフェギャラリーに向けて旅立った時の話

9/4(土)から始まった初個展、オンラインや現地でたくさんの方にご覧いただき、あたたかい反応をいただき、大変うれしいです。ありがとうございます。

制作と記録と宣伝をバランス良くできるようになるのが課題のひとつです。

こうして記事を書いているときは、制作できなくてもどかしいです。

アイディアが降って来たりしますが、ひとまずメモ。

そして逆に、制作している時に、あの記事にあんなこと付け足そうとか思い浮かんだりもします。

まとまりのない言葉たちをいつもお読みいただきありがとうございます。

今回は、作品たちが旅立った段を記録したく、画面に向かっています。
「画面」といっても支持体ではなくパソコンです。絵を描きたい!!!
しかし、こちらも書きたい!!!永久にこれの繰り返し・・・。

目次

距離と物量の限界に挑戦

きっかけ

今回、初個展ということでご縁をいただいた場所は館山のカフェギャラリー「shirokuro-art」さんでした。お名前がしろくろ繋がりで、親近感が湧き、Twitterでやりとりをさせていただき、あたたかい感じだったので、サイトをそっと拝見し、郵送OKということもあり、思い切って正式に問い合わせてみました。

しろくろのご縁でいつか出展させていただこうと思い、最初は個展のつもりではありませんでしたが、いつの間にか個展の問い合わせをしていました。

広大な展示スペース

shirokuro-artさんは、とても広いところにゆったり展示させていただけます。

壁が3枚も!

黒い壁(幅800cm×高さ150cm)
茶色の壁(幅360cm×高さ150cm)
グレーの壁(幅240cm×高さ100cm)
この他、物販用の棚もあるそうです。

GREEN展では壁面を2枠使わせていただいたのですが、その2枠よりも1枚の壁の幅がありました。全体では、うんと広くて・・・。

初めての大規模(自分の持ち分)なグループ展がGREEN展だったので、なんとなく基準がそちらになってしまいがちです。

もちろん、もっと広い会場はいくつもあるでしょう。しかし、今の私には広すぎるところは難しいと思い、程よい広さのところを探していました。しかも、お値段もはじめの一歩にピッタリでした。距離も、在廊できるギリギリでした(在廊は、コロナのこともありますし、今のところしておりませんが状況によってするかもしれません)。

出展作品の選定と額装

何点、どんな大きさのを出展させていただこうか、悩みました。相談にも乗っていただきました。本当にありがとうございます。

当初の予定では、GREEN展のをそのまま色々な会場でご覧いただく巡回展のようなものを想定していましたが、額装をシャキッとさせることにしました。

初個展ということもありましたが、ゆったり展示をさせていただけるので、額装できたというのもあります(決してGREEN展の会場を悪く言いたいわけではなく、それぞれメリットデメリットがあり、今後も色々なところとの相性を探っていけたらと思っています。それに、できるだけ多くの方々に実物をご覧いただくためには、どうしても色んな会場で出展することになります。お忙しい中、お近くからも遠くからもご来場いただき、本当にありがとうございます)。

GREEN展の時、私は、小さい作品の方がどこにでも飾っていただきやすくお買い上げいただきやすいという説にとらわれていました。そこで、葉書大の作品を中心に用意したのですが、額もない方がかさばらなくてお持ち帰りいただきやすいと思い、自分なりの仮額に入れていました。横浜中華街なので車より公共交通機関によるご来場が多いのではと思い、配送NGだったのもあり、その場でお持ち帰りいただきやすそうな大きさのものにしました(実際ギャラリーに確認したわけではないので、実は車が多いとかがあるのかもしれません)。やはり究極的にはお客様の環境やお好みに合わせて額装されたほうがベストの組み合わせになると思っていたのもあります。

GREEN展ではお買い上げいただけませんでしたが、記念品をお持ち帰りいただけたりあたたかいメッセージをいただけたりし、大変うれしかったです。ありがとうございます。
全国の色んなところから実物をご覧になりたいというお声をいただけたのも励みになりました。また、出展作品のうち一部、別ルートで行き先が決まったものもあり、大変うれしかったです。

もうひとつ、個人蔵となった作品もあります。

そして、行き先が決まらなかったものについては、そのまま別の会場に出展させていただくことにより、まったく同じ状態でフィードバックをいただいて今後に活かそうと思っていました。まだまだご覧いただけた人数が少ないと思っていたので、できる限り多くの方にご覧いただけたらと思いました。ご覧いただくには、同じ見た目がいいのではないかと思っていました。

しかし、3枚の壁が額装したらと言っていました。作品たちも、おめかししたいと言っていました。せっかくなので、シャキッとさせてみることにしました。

長くなるので省略しますが、結果として実物初公開のものを含め紙は11点、キャンバス5点、木製パネル1点、合計17作品が旅立つことになりました。それから、16種類の記念品も。

実際の発送の様子

というわけで、GREEN展でこれ以上の物量を扱うのは無理だろうと思っていたのですが、いつの間にか限界を超えていました。初めてのキャラバンは、120サイズ2箱、140サイズ1箱、100サイズ1箱の合計4箱となりました。そのうち50点とか100点とかも平気になっているかもしれませんし、永遠にならないかもしれません。おそらく、今の環境だと難しいです。

私の家は狭いです。まとめて集荷していただくことも検討しましたが、1箱つくった段階で難しいとわかり、1箱ずつできたのからコンビニまで運ぶことにしました。

インチのBOX額6点

インチと八つ切り各2点

右下の写真は、第1グループの箱です。比較で載せてみました。

大衣の額とキャンバスたち(F8、M6)

こんな失敗もありつつなんとか梱包しました。

梱包前に色々、状態の確認などしているのですが、吊り金具を付けるというのもそのひとつでした。素敵な空間に飾っていただけるんだよと話したら、作品がとても嬉しそうにしていました。

小さな作品たちと記念品と色々

以上、4グループです。

行ってらっしゃい!楽しんできてね!

感想など

箱をつくるのが楽しくなってしまいました。大きな段ボールと格闘するのは大変でしたが、内側の細工など、夜通しつくったりしました。今までずっと立体作品をつくりたいと思っていたのですが、なかなかできずもどかしかったです。しかし、これらの箱が立体作品なのではないかと思えました。

箱をつくるだけでなく、絵も描きました。発送は、単に箱に詰めて送るだけではなく、色々気をつかう部分もあり、他にも色々あり、全然最近集中できず、ちっとも絵を描けていませんでした(そんな言い訳はしてはいけないと言うもうひとりの自分もいますが)。それももどかしく思っていました。しかし、こうして段ボールに絵を描くことにより、絵を描くことを楽しめました。基本的に私は絵を描くことが好きなのだということを再認識しました。

そんなの描いてないでさっさと送ったらもっとはやく送れるだろうにと思う人もいるかもしれません。一連の発送に関する色々より、うんとすんなりできました。それに、元気が出たので一連の色々も捗りました。さらには、僻地なので、この絵を描かずにコンビニまで持って行くのと描いて持って行くのは結局どちらも同じ便というのもあります。

段ボールにマーカーで描く楽しさも知りました。今までいろんな支持体との相性を確認してきましたが、段ボールは、水を使わなければ案外仲良くできそうと思いました。特に今回使ったのは、しっかりしたのが多かった(あるいは内側から補強した)せいもあるかもしれません。

大変なことは少しずつ進めればなんとかなるときもあるということを経験を通して学びました。

それから、健康を犠牲にしてまで取り組んだ方がいい何かは存在しないと思っていましたが、もし、命の回数券みたいなものがあるとして、それを一時期多めに使ったら貴重な経験ができるとしたら、これは使う価値のある経験だと思いました。距離も物量も、それ以外も限界に挑戦した感があります。暫くの間、疲れが残り、ほぼ何もできませんでした。スケジュールには回復期も必要ということを学びました。

毎月個展をしようと思っていましたが、今の私には無理そうです。ひとまず決めてしまったスケジュールはひとつひとつ精一杯取り組み、来年はもう少し、いや少しというかもっと、制作にエネルギーを使おうと思いました。

書きたいことはたくさんありますが、ひとまず投稿します。あとで書き足すかもしれませんし、書き足せないかもしれません。

ありがとうございます。それでは、また。

ご紹介、ありがとうございます。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

絵を描くのと石を眺めるのが好きです。緑も好きです。SWELLも好きです。名前の由来はFAXDMです。白黒のA4。あとは「塞翁が馬」みたいな意味も込めました。

目次