「熟睡展」に出展します。2/5~27 Picaresque Gallery(参宮橋)うまく眠れない!

予告は本館に書かない(事後にまとめだけ書く)、とか少し前に書いた気がしますが、なんだか今回は予告を投稿したくてします。制作が終わって絵以外の色々が終わって、残された時間でできそうなことが見えてきたのと、今回詰め詰めスケジュールの最終回なので、できる限りのことをしたいのと・・・。

というわけで、次回の出展の予告です。

熟睡展、出展します。ついに公開されました・・・(1/30夜追記)

※新型コロナウィルスの影響で変更等の可能性もありこちらのサイトで即時反映は難しいので、大変恐れ入りますが営業日時はギャラリー様のサイトにてご確認いただくのが確実です。

私自身、うまく眠れないので出展を決めました。

作品の詳細は、個々の記事でご紹介できたらと思っています。
今回は、全体的な部分をご紹介します。

目次

新作、5点。

今回、5点制作しました。応募規定の上限が5点ということで、上限を目指し制作を始めました。納得いくのができなければ、1点でも、2点でも、できた作品を出そうと思っていました。

たくさん、アイディアが出てきました。色々、書いたり描いたりしました。アイディアの段階で、5点に絞ることが難しくなりました(この記事のアイキャッチ画像、最終選考に残ったアイディアたちにしてみました)。実際に画材を用い作品をつくっていく過程で、統廃合が進み、5点に落ち着きました。

ギャラリー様のサイトでも5点、素敵にご紹介いただいております。ありがとうございます。

展示の様子はこちら

「熟睡100人展」と並行して開催中の展示もご覧いただけます。「熟睡100人展」のコーナーの入り口に、私の作品(緑の)が。それから、入口を通して視界に入るところに他の4点も。ありがとうございます。

子ども時代の自分と繋がる

今回の作品は、子ども時代の自分との共同制作です。小さな私と繋がるために、画材も工夫しました。

私はこれまでアクリル画をベースにして制作してきたのですが、オイルパステルも用いることにしました。「オイルパステル」という呼び方のは、子ども時代には使ったことがありません。しかしクレパスやクレヨンは大まかに捉えればオイルパステルの仲間だと思いました。色鉛筆ではなく、クレパスやクレヨンを用いていた頃の自分と繋がろうと思いました。

やっぱり石が好き

制作は、自分にとっての「何か」を探るところから始めました。記憶を辿って・・・。

やはり、石ではないか、という結論を得ました。私は石が好きです。小さなころ、石ころを拾って集めていました。眠るときもそばに居ました。天然石の粉を作品に用いているのも、石が好きだからです。

そこで今回「何か」は石ころにし、その石ころも「何か」に見守られながら眠っている設定にしました。私は石を描くことにしました。石が、何者にも脅かされず安心して熟睡しているところを。

昨年のTokyo Artist Book Fair 2021のお礼の意味も込めたいと思いました。

無機物の擬人化もOK、自由な発想でとのことだったので、逆に、擬人化はせず単純化しました(擬人化は必須ではないと解釈)。

金沢産金箔(24K)

あの頃の石ころが、どんなのだったのか、今となってはもう思い出せません。

石ころをどんなふうに表現しよう?と思った時、思い浮かんだのが金箔でした。

5点の作品には、それぞれ金箔が使用してあります。金箔は、昨年ご依頼いただいた制作で使用したのをきっかけに大好きになった素材のひとつです。それぞれの作品で主人公となる石たちを金箔で表現し、制作中に色んな表情を楽しみました。メインは、わかりやすいほうがいいかな、と。5点に何か共通点をつくりたかったのです(ダイヤモンドもそうです)。

暗いところでも、照明などの具合によっては光って見えます。ほぼ何者にも侵されない物質、純金の光は、闇の勢力が忍び寄って来てもはねのけてくれそうな気がしました。主人公の石は、絵の中では守られる者でもあり、生活の中では守る者でもあります。これら5点の絵は、ご覧くださる方、飾ってくださる方のお守りでもあります。そんなつもりで制作しました。

ダイヤモンド原石

5点の作品にはそれぞれ、ダイヤモンドの原石が3粒ずつ使用してあります。紙を彫って半分埋めました。3つなのは「充つ」とかけて充分な睡眠をとれるよう願いを込めました。

それから、大昔、戦士たちが戦地に赴く際、お守りとして持って行ったということから、眠りを妨げる要因との戦いのお守りになったらとも思いました。もちろん、戦いではなく話し合いで解決できるかもしれませんが、そういったこともうまくいくように。

インスタ、10枚までなので、個々に撮影した分は全部は載せきれなかったのですが、できる限り載せました。

私は石好きですが、まだダイヤモンドはお迎えしたことがありませんでした。今回使用したのは、偶然見つけてちょうどいいと思ったからです。蒐集家としてはお迎えして程無くお別れしたわけですが、石たちとの新しい関係性の試みとしても大変有意義な制作となりました。蒐集しすぎて、困っていた時期もあったのです。作品にして誰かのところに届けるというのはなんだか楽しいです。原石は、天然石粉末とはまた違うので、そういった意味でも画期的でした。

大きさもピッタリでした。作品の厚さが2.5mmまでと決まっていたので、そんなに大きな石は使えませんでした。

そもそも、ダイヤモンドはなんだか特別感があります。小さくても原石でも、ダイヤモンドはダイヤモンドです。私は、小さくて特別な何かをつくりたいと思っているので、ピッタリでした。

原石だったのもちょうどよかったです。カットや研磨済みのダイヤモンドは大人のアイテムという感じですが、原石なら子ども時代と繋がれそうな感じがしました。あの、いしころを集めていた時代と。


その後、ダイヤモンドたちの動画を投稿しました。チャンネルを始めて、3本目の動画です。時間が前後しますが、ダイヤモンドの話なのでこの辺りに置いておきます。


「あなたと共に作る作曲家」のYokoさんがダイヤモンドのことをブログに書いてくださいました。

「存在しているだけで素晴らしい・・・」私へのメッセージのように思えました。向上心が自分自身を苦しめる時がありますが、そんな時はこの記事を読み返してみようと思いました。

「いしころ☆すやすや」シリーズ誕生

タイトルは、最後にしました。ずっと悩みつつ裏面には書き入れず、表面の制作を進めました。

いよいよ記入という段になりました。語呂も気に入ったので「いしころすやすや」と書いてみました。

が!しかし!これはまずい!ということに気付きました。つながった3文字から危険な香りがしたのです。これではおちおち眠っていられません。睡眠不足は〇に繋がります。眠りを妨げる者は〇が狙いなのか・・・!?

というわけで、急遽「☆」に助けてもらうことにしました。

「いしころ☆すやすや」

これなら、安全です。眠りを妨げる者から「☆」が護ってくれています。それに、白星ですから、勝ちなのです。もう大丈夫。というわけで、「いしころ☆すやすや」シリーズが誕生したのでした。

制作順と名前の記入順は別で、名前は、特に何の考えも無くフクロウさんのを最初に記入しました。

というわけで、フクロウさんのだけ裏面のタイトルが一部ちょっと詰まった感じになっています。お星さま、めっちゃ頑張ってます。

ついにYouTubeも

YouTubeの動画も準備中です。そのうち投稿します。スライドショーですが・・・。

素敵なBGMも作曲家のYokoさんにつくっていただきました。ありがとうございます。

一旦投稿して、そのうち加筆します。

その後、ついに動画を1本投稿しました。

ご紹介、ありがとうございます。
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この記事を書いた人

絵を描くのと石を眺めるのが好きです。緑も好きです。SWELLも好きです。名前の由来はFAXDMです。白黒のA4。あとは「塞翁が馬」みたいな意味も込めました。

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