前回の作品は、日本画のキラキラを知る前のものでしたが、今回のは知った後のです。
岩絵具で描かれているということを知り、岩絵具について調べました。
そして、まずは水晶末と仲良くなることにしました。
鉱物好きとしては、やはり、水晶から入りたい気がしました。
岩絵具は、色担当の粉が単独で売られています。
そして、実際に使う時に固定担当の物質とあわせます。
日本画なら、膠です。けれども、膠以外とも混ぜることができそうでした。
これは、私には好都合でした。
アクリル系のメディウムとも一緒にできそうだったからです。
それから、絵の具とも。
水晶末はどんな色とも仲良くできそうでした。
山が好きなので、アナログで山を描いてみたいと思っていました。
というわけで、描きました。今回もM6です。
キャンバスの上で絵具を半混ざりにしながら夢中で描きました。
その後、水晶末を振りかけました。そして、乾燥を待ちました。
乾燥後、水晶末を払い、キャンバスの裏面から衝撃を加えたり、画面に圧力をかけたりしました。
しっかりくっついている部分だけを残す為です。案外、残りました。
おもしろい凹凸もできました。
接写したところを何枚か載せてみます。
キラキラするところは、うまく撮れませんでした。
今後、別の撮り方でも撮ってみたいです。
実物も、ぱっと見そんなにキラキラしません。よく見ると小さく光る部分があります。
私の場合、じっと見ていると、色んな発見があり、暫く無心になれます。今に集中できます。
この光り方は、好きな人は好きだと思います。
しかし、光っていることがわかりづらいです。
自分だけの、秘密の光です。見つかると、嬉しい光です。
もうちょっと大きめの粒の方が、あの日本画のキラキラに近づくんじゃないか?
そう思い、大きめの粒をわけていただくことにしました。
その後の話は、また別の記事に書きます。
ありがとうございます。それでは、また。