「熟睡展」に出展します。
こちらでは、個々の作品についてご紹介します。続いて4点目。
「いしころ☆すやすや(土の中あるいはノンレム睡眠の底にて)」
投稿はYokoさんの曲の順番にしたい気がするので、そうします。
Yokoさんに曲をつくっていただいた件は、こちら
石ころが休むんなら土の中!
小さいころ、石ころ蒐集をしていた私は、大人になってからは天然石を集め始めました。
そのころ、天然石を休ませる方法のひとつとして「土の中にしばらく埋めておく」というのを知りました。
(よくよく考えれば、石ころも天然石ですが、名前や産地の書いてある石をお店で買うようになりました。石ころのことも今でも好きです。)
というわけで、こちらの絵では石ころにも土の中で休んでもらうことにしました。
オイルパステルを重ねて、地面の下の土の様子を自分なりに表現しました。ミミズさんなども描こうかと思いましたが、好き嫌いが分かれるモチーフだと思い、思い止まりました。
睡眠のグラフも登場!
「熟睡展」の制作に際し、睡眠についても色々調べました。
その過程で、よくあるあのグラフもじっくり拝見しました。レム睡眠とノンレム睡眠のグラフです。レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠り、どちらがいい悪いとかじゃなくて、バランス良く交互に繰り返してだんだん目覚めにもってくということも知りました。
ぐっすり眠っているところを表現するために、ノンレム睡眠の部分を使ってみようと思いました。そのグラフの曲がっている底、最も深いところに石ころを配置しました。
虹と流れ星と・・・
こちらの作品にも虹が居るのですが、フクロウさんと違い、下地を全面的に塗ったわけではありません。オイルパステルを削り、後から部分的に色をつけました。月光荘の絵具です。「かこうかこう虹をかこう」に誘われて。
土の中にグラフが登場して、どこの話かわからなくなったついでに、流れ星も登場させました。虹につられて、熟睡を応援しに来たのです。あるいは、これは、空の上での出来事なのかもしれません。土の中からは見えませんが、「その時、夜空では・・・」みたいな。睡眠に、人生に、幸あれ!
他にも様々な存在たちが石ころを見守っています。ダイヤモンドの原石3粒も。
金箔の使用量が最も多い作品
こちらの作品は、「熟睡展」に出展した5点のうち、もっとも金箔をたくさん使っています。実は、二重とちょっとになっているのです。「ちょっと」の部分は一部分、3層目です。1層目と2層目の形が違うので、重なっていることが少しは伝わるかもしれませんが、実際どこまで1層目に金箔が使われているのかは怪しい、と思われても仕方が無いと思います。ご覧いただきにくいので・・・。しかし、使ったので書いておきます。
今回、色んな石をつくりたくて、ゴツゴツしたのもつくりたくて、自分なりに表現してみました。
下地は・・・あったかい絵にしたくて・・・。
上層の茶系の微妙な色の変化や質感も好きですが、下層はこんな感じになっています。
ひんやりとした土の中、しかし、別のあったかさを加えたくて、こっそり入れました。
上層の茶色で、ほぼ見えなくなっていますが・・・。削って描いた星たちが、下地の色になっています。
その後、動画を投稿しました。