前回までで杉の皮入り和紙+アルシュに描いた作品5点の紹介が終わりました。ご覧いただきありがとうございます。
ここから先は葉書大の紙に描いたものが暫く続きます。水彩紙と和紙があります。また、額は葉書よりほんの少し大きいシンプルな白木(樹種不明)のものと、けっこうしっかりしたA5のもの(木製、樹種不明、UVカットのアクリル板付き)があります。
1点目は「風のおくりもの3」です。
作品について
「風のおくりもの」は気付いたらシリーズ化していました。
2はこちらです。
3は、また違う感じで描きたくなり、ガラリと変えて描きました。1、2、3のうちでは最も好きです。
今後も折に触れて描きたい画題なので、もっと好きなのが登場するかもしれません。
GREEN展では4も制作しました。それはまた後日。
3はかなり抽象的になったので、別の何かに見える場合もあるかもしれませんが、ご覧になる方それぞれの見方でお楽しみいただけたら幸いです。
支持体は、水彩紙です。アヴァロンかウォーターフォードですが、記録するのを忘れました。
この作品はGREEN展への出展を決めた頃に制作を開始し、一旦寝かせてありました。GREEN展が近くなった頃、仕上げをしました。特に、天然石粉末の画面への定着に関してはGREEN展までに参加したグループ展の作品の制作を通して発見した自分なりの方法を用いました。
紙に描くと反り返る問題を克服しようとしていた頃、絵具を塗り重ねてつくった下地に描いた想い出深い作品のひとつです。
「風のおくりもの3」に関するツイートを拾い出しました。
ツイートによれば、どうやら水彩紙はアヴァロンのようです。「石の粉をまだ使っていないので何か使ってみたい」と言っていたのですが、どうしたものかと当時は困り果てていました。しかし、最終的に使うことができて嬉しいです。
4/5のツイートで一緒に投稿した作品も、別の姿になりGREEN展に参加中です。6/3のツイートの左上です。詳しくは後日。
額について
額は、白木のシンプルなものにしました。リバーシブルです。元々、ガラス板が2枚入っていたのですが輸送中もしくは一緒に暮らしていただいているうちのいつかに割れてしまったら切ないので、無しにしました。
厚み調整材として特別な紙が入っています。
紙についてはこちらの「額について」に書きました。
ありがとうございます。それでは、また。