クマガヤベイスにて鑑賞者参加型の小さな小さな常設展が始まりました。

※こちらの「小さな小さな常設展」は2023年1月をもちまして終了となりました。様々な形でお力添えいただきありがとうございました。

目次

小さな小さな常設展について

葉書大の作品(原画)をコワーキングスペースの一角に展示していただいております。

コワーキングスペースご利用の方に限り、ご使用いただけます。作品は無料です。

お取引先やご家族ご友人など大切な方々との絆を温めるためにご活用いただけましたら幸いです。メッセージを書いて郵送されることを前提に制作しておりますが、ご自宅に飾っていただく、大切な方に直接手渡しなどご自由にご利用ください。ご自身へのお手紙にも。

コロナ禍によりデジタル化が進んでいますが、アナログのあたたかさにより絆を温めていただけたらと思い制作しました。チャットやメール、ビデオ通話などでは届けられない特別感を届け、事業や人生をより素晴らしいものにするお手伝いをできたらと思いました。
私自身も今、自由に遠方へ行けない状況です。私の代わりに、作品たちに旅をしてもらえたらと思いました。どんなところに行きどんなドラマが生まれるのかとても楽しみです。

「鑑賞者参加型」というのは変だと思うかたもいらっしゃるかもしれません。なぜなら、展示をご覧になっている時点で鑑賞者として展示に参加しているとも考えられるからです。うまい表現を思いつかなかったので、さしあたりこうしました。
原画を自由にできる(旅立たせることにご協力いただける場合)という意味で参加型です。また、その先で生まれるドラマ、それをつくるという意味で参加型です。

作品は、ご使用状況や季節に応じて随時追加、入替の予定です。新作はTwitterに投稿予定です(色の調整が難しいので撮れたまま投稿します)。実物はコワーキングスペースご利用の方に限りご覧いただけます。写真は色以外も実物を写しきれていません・・・。

初回は、こちら合計9点を納品いたしました。

さっそく1点ご使用いただき、ありがとうございます。涼しさをお届けできたらと思い描いた抽象画です。お繋ぎいただけたこと、ご利用いただけたこと、大変嬉しいです。嬉しかったので、今回の記事のアイキャッチにしてみました。

かき氷のつもりで描いた作品は、5色あるのですが、三角たちシリーズであり、「山岳地帯の詩」の仲間であり、レコードキーパーいっぱいであり、ペンを併用することの楽しさに気付いた新しい作品でもあります。

他には、緑を中心にひたすら三角たちを描いたり、種を描き込めるスイカなどもご用意しました。他の絵も、色々描き込んでいただくのも歓迎です。そういった意味でも参加型です。初回分は天然石の粉を使用しておりませんが、今後はどうするか検討中です。色々、お楽しみいただけたら幸いです。

絵によって葉書のものと封筒付きのものと2通りあります。反射が苦手なので作品だけ撮影しましたが、現地ではOPPの袋に1点ずつ入っています。

ひょっとすると、葉書や封筒そのものをお気に召していただけたのかもしれないと思ったりもいたします。

葉書と封筒は、地産地消で小川町の「紙すきの村」さんの製品を使用しています。小川町は熊谷市のすぐそばにあり、製作技術が国の重要無形文化財に指定されている細川紙の産地です。
紙すきの村さんは、私が実際お邪魔した中では最もお店のかたの感じが良く品数も豊富で葉書や封筒も私の好きな感じだったので、「小さな小さな常設展」に使用させていただくことにしました。耳の感じもこちらの製品が最も好きです。やはり耳は大事だと思います。

それから、先日(6/30)まで「小川和紙を使ったアート展 第5期ART on OGAWAWASHI SizeA4 project」に出展させていただいておりました(作品はそのまま収蔵。そして、なんと先程収蔵証が届きました。ありがとうございます)。

そもそもなぜ和紙なのかというと、和紙はあたたかい感じがするからです。それから、ちょっと変わったのがおくられて来たら、インパクト大だと思ったからです。心に残りやすいのは大事なことだと思うからです。


「小さな小さな常設展」ご出張などで熊谷にお越しの際は、是非お立ち寄りください。駅のすぐそばです。代表の爪川さん(たいていは受付にいらっしゃいます)にお会いになったら、きっと元気が出ます。そんな気がします。私はいつも元気をいただいています。扉を開けてお姿が見当たらないと、しゅんとなります。葉書も、何かのお役に立てたら幸いです。

これまでのグループ展などは出展の経緯を先に書いていたのですが、逆の方が鑑賞者の方々にとっては楽かもしれないと思い、今回は逆にしてみました。

出展の経緯

ずっと宙ぶらりんになっていた案件でした。

グループ展の制作を進めつつ、構想を練っていました。

そして、「GREEN展」が終わり「小川和紙を使ったアート展」も終わって少し経った先日、雨間を狙って納品させていただきました。

クマガヤベイスさんは、熊谷駅のロータリーすぐそばにあるビルの5階の、素敵なコワーキングスペースです。オープンの頃から断続的に利用させていただいており、だんだんより素敵な場所になるのを楽しんでいたりもしました。
代表の爪川さんもとても感じの良い方です。いつも元気で優しくて利用者の商売繁盛を全力で応援してくださる感じが伝わってきます。
最近はコロナの影響で自宅に籠ることが多くなり、コワーキングスペースの利用機会は減ってしまいました(私は利用しなくなりましたが、Twitterなど拝見していますと大盛況のようです)が、ちゃんとしたビジネスの住所が欲しくなり、住所だけ拝借することにしました。小規模すぎるからダメとか安定してないからダメとかそういったことは全然なく、ご住所をお貸しいただけて、大変感謝しております。

というわけで、私はクマガヤベイスの会員です。会員だから打診しやすかったというのもあります。しかし、会員だからって絵を置いていただける保証はありません。初めてのところに比べたらちょっとお話を持って行きやすいだけです。コワーキングスペースでお役に立てそうな方法を自分なりに考えました。そして、自分の作品をできる限り多くの方にご覧いただくために、ありとあらゆる可能性を試したいと思っている私は、図々しくもお願いしてみました。すると、ご快諾いただけました。ほっとすると同時にとても有難く思いました。

しかし、私はなかなか納品できませんでした。にもかかわらず、ずっとお約束をそのままにしていただけて大変感謝しております。そんなに時間かかるんならもういいですとかはありませんでした。利用者の成長を長い目で見守り、応援していただけるとてもあたたかい場所だと思いました。

私はチャンスをいただけて嬉しい反面、怖かったのです。そして何かと理由を付けて延ばし延ばしにしていたのでした。今思えばそうです。

先日、えいやっ!と納品させていただいたところ、とてもあたたかく受け容れていただき、ほっとしました。数日後、早速ご使用いただけたことを知りました。ビックリです。嬉しかったです。勇気を出して納品し、良かったと思いました。また何か描いてお届けいたします。


実は、小さな小さな常設展はグループ展バージョンもあり、1点だけ幼少期の平面作品を飾っていただいている場所があります。駅からちょっと遠いのですが「108 ocha stand(いちまるはち お茶スタンド)& share space トナリノ、(シェアスペーストナリノ、)」さんです。

2019年にご縁をいただき、展示していただいています。いつか別の記事で書けたらと思っています。ありがとうございます。

ありがとうございます。それでは、また。

ご紹介、ありがとうございます。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

絵を描くのと石を眺めるのが好きです。緑も好きです。SWELLも好きです。名前の由来はFAXDMです。白黒のA4。あとは「塞翁が馬」みたいな意味も込めました。

目次