つきのさかな2022

これは、制作時の記録です。どことなく手帳類の様相を呈していると思います。誰にも見せない前提で書いたわけではないのですが・・・。ひたすらそのときのことを記録していったので、読み手への配慮が少な目です。

noteに比較的短めのを書きました。

駆け足の動画を投稿しました。BGMが素敵なので是非お聴きください。


本編はここからです。


こちらの続きです。

オリジナルの支持体をつくって絵を描くというのをしてみたく、木工は難しそうだったので和紙を選びました。今回の個展では作品をなるべく薄くすることにもチャレンジしているので、その点でも和紙はピッタリだと思いました。小さ目の四角はこれまでにもつくったことがありましたが、36cmの円は初めてです。

支持体の前面に下地を塗りました。そして一晩置いて・・・

昨年の「あるよるのはなし」は曲がり具合が伝わりやすそうな写真を選んでみたのですが、あまり伝わらないかもしれません。4枚に入れられなかった写真もあるので、そのうちYouTubeに紹介動画を投稿したいです。まずは今年の作品を投稿し、余力があればそのうち。あ、そうだ、動画ではありませんが、こちらがあります。

他にも色々、載せきれなかった写真を含め、いつか動画にしたいです。それから、「あるよるのはなし」シリーズは、ここから始まっています。

それはさておき、「つきのさかな2022」は、描画面を平らにしたかったので、支持体をなるべく平らにできるよう苦心しました。出来上がりは凹凸があるかもしれませんし、ないかもしれませんが・・・一部、ある方法で凸ができる予定ではあります。

つきのさかなは、本館のキービジュアルにもなっている作品です。

とてもかわいいので、本館のプロフィール写真にもなってもらいました。サイトやSNSでプロフィール写真がバラバラだったりしますが、気にしないことにしています。

このさかなの2022年バージョンをつくろうというわけです。

支持体がだんだんできてきたので、続きの記事をこうして新しく書き始めました。

下地を塗ったら、とても可愛くできて、描画をためらうほどだったのと、水分がまだ完全に抜けきっていなかったので、一旦水抜きと成形に集中することにしました。昨年の「あるよるのはなし」と今年の丸たちの貼り合わせでわかったのは、最後の最後が肝心ということです。湿っている間はまっすぐなのですが、乾くと曲がってしまうのです。描画は、できるだけ水分を使わない方法ですることにしました。しばらく寝かせている間に描画の覚悟もできるでしょう。

午後、吸水紙を交換しました。だんだん湿り気が少なくなってきた気が。今週中には乾燥を終え、描画に移行できるかもしれません。と、いうことは画面に手を入れる決心をしなくては。

翌朝、撮影をしてみました。

黒い紙は、その後、乾燥させてわりと平らになりました。ほっとしました。というわけで、水抜きはまだまだかかりそうな気がしてきました。こまめに吸水紙を交換し、じっくり進めます。

その後、支持体は吸水による乾燥から自然に任せる方法に切り替え、室内にそっと置いておくことにしました。描画はなるべく水を使わないようにする予定です。そろそろ、本番環境にて制作を・・・。

ずいぶん時間が経ってしまったのですが、黒い壁の色々たちができあがってきて、そろそろと思い加筆しました。

そう、間が空いているのです。それにはこんなわけがあるのです。

そして、翌日「縦横無尽」が完成。

というわけで、ようやく「つきのさかな2022」に集中できるようになりました。色々、調べました。どうせなら、館山に関係ある魚にしたい!とも思いました。

その後、こんなこともあり・・・

翌日、えいやっとつくってみました。

箔、向いてないのかなと思うこともあり、澄にしようかなと思う瞬間もありますが、澄はお客様にとってどんな価値があるのだろう?そして、その価値は伝えられるのだろうか?と思ったりもします。箔、使い切るまでは箔で試行錯誤してみます。

先頭の星もそうでしたが、糊のままにしたい気もしました。金箔を貼りつける糊として塗りましたが、普通にアクリル系のメディウムですし、それに着色してあるわけで裏方としてではなく表に出てもらうのもありだと思いました。なんだかいい感じに透けていましたし、グラデーションも好きな感じでした。しかし、えいやっと金箔を・・・。

全体を撮って「1枚の」と書いたのは紛らわしかったかもしれないと思っています。この流れ星には2枚分くらいの金箔が使われています。面積としては違うかもしれませんが、ロスも含めて・・・。とにもかくにも、扱い辛い金箔をこうして別の形にできたのは、少なからず嬉しかったです。

勢いでヒレをつくってしまい、この先どうしようと思い、今一度調べてみました。そして、ついに見つけたのでした。

久しぶりに、続きを。

今、振り返りをすることができないので、そのうちするかもしれませんししないかもしれません。残り28、29、30でできる限りのことをします。

ご紹介、ありがとうございます。
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この記事を書いた人

絵を描くのと石を眺めるのが好きです。緑も好きです。SWELLも好きです。名前の由来はFAXDMです。白黒のA4。あとは「塞翁が馬」みたいな意味も込めました。

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