これは、制作時の記録です。どことなく手帳類の様相を呈していると思います。誰にも見せない前提で書いたわけではないのですが・・・。ひたすらそのときのことを記録していったので、読み手への配慮が少な目です。
noteに比較的読みやすいかもしれないのを書きました。
駆け足の動画を投稿しました。BGMが素敵なので是非お聴きください。
本編はここからです。
黒い壁の小さき者たち、久しぶりに新しいのを描き始めました。
黒い壁は6月末までに終わらせる、まずは5月末までに最大の作品(M15)を終わらせる、と思いつつ取り組んでいるのですが、間に合うんだろうかと不安になることがあります。アイディアを色々書き出してはいるのですが、モチーフ、素材、技法、大きさ、色など、どう組み合わせて作品にしていくのかについてかなり悩んでいます。今回の制作では新しい(私にとって)素材や技法を可能な限り試すこともチャレンジのひとつになっているのですが・・・。
とにかく何か描いてみようということで、あたためていたアイディアのひとつを描き始めました。ステンシルなどに使われそうなブラシでクルクルできて楽しかったです。このブラシは、抜け毛が多くて最近使っていなかったのですが、久しぶりに使ったら、毛は1本も抜けませんでした。かつては買ったばかりだったからかもしれません。
星は、だいたいのところに描きました。今回の一連の制作ではポスカの「きん」を使いがちです。これまであまりしていなかった下描きの線描に使っています。なんだか好きです。
その後、色々が完成し
ようやく落ち着いてF0横2枚組に取り組めるようになりました。
気付いたら、先端がとんがっていた頃一旦内側を赤く塗ったのを、投稿し忘れたか、回収し忘れたかで今ここにありません。冒頭のツイートの後、赤く塗ってよく乾燥させました。そして、たまにどうしようかなと考えたりしていました。赤い車を流れ星にしたいというところまでは決まっていたのですが・・・。
ひとまず、丸っこいフォルムに合わせて星の角を丸くしてみました。そして・・・。
検討の末、ドアの鍵穴辺りを星に描き入れることにしました。そして、向きを調べました。それから描き始めました。
富士山理論でいくと、流れ星がこの方向に進むのであれば、鍵穴は右側に来るはずなのです。が、反対向きに描いてしまったことに気付きました。早く気づいて良かったです。何かの生き物の目みたいで可愛いなと思いながら描いていました。この鍵穴とドアのハンドルは、流れ星のようでもあり、なんとなく鍵穴を左側に描きたくなったというのもあります。
それから、丸っこくしたときの縁取りは、シグノ(耐水性顔料ゲルインクペン)を使用しました。内側の星は、ポスカ(不透明水性顔料インク)です。
周囲は、車のライトが夜光っているところから色をいただくことにしました。発色を良くするためにまずは白を塗りました。
先に流れ星のしっぽをつくりたくなり、思わぬ方向へ。
金箔は、しっぽの一部と同じように偶然混入したのですが
いっぱい入れたくなり、入れました。
糊が多いとキラキラが消えてしまいがち、かつ、テカテカしがちなので、どうなるか気になるところです。ちょうどいい具合を見つけたい・・・。糊は、今回はストリングジェルメディウムにしました。
これはこれでありなのかもしれないと思えました。大粒のを点在させることができたのが良かったです。たぶん、点在がミソなのです。
タイミング的にはもしかしたら他の絵が先だったのかもしれません(あるいはそうではなかったのかもしれませんが、離れたところで知った最初のお買い上げでした)し、全部のお買い上げについてこういうことができるわけではありませんが、全部のお買い上げに大変感謝しております。
その後、乾燥させつつ白を重ねていくのを何度か繰り返しました。そして・・・
その後、こんなことがあり
1日寝かせてしまったのですが、翌朝早くに描いてみました。
名前を迷っていましたが、決めました。
もうひとつの名前は「ロード・シューティング・スター」です。お客様の愛車の車種に由来します(インスタで思いっきり公開されているので、特に問題は無いかと思い、もうひとつの名前をつくってみました)。しかし、何かに抵触するかもしれないと思ったので、表向きは別名にしました。短い方が便利だったりしますし。
制作開始が5/25。その後よ~~~~~~~~~~~く乾燥され、実質4日ほどで完成となりました。
流れ星のしっぽは面のキラキラに挑戦しました。ドサクサに紛れて、金箔も使用しました。
色鉛筆と画面と私の限界に挑戦した作品でもあります。少しずつ重ねていきました。色鉛筆は、ポリクロモスを使用しました。白黒ええよんなので、逆の意味になっていて面白いです。
ステッドラーのマルスルモグラフのブラック(8B)も使用しました。これはもうすぐ制作予定の作品とも関係しています。少し前に色を塗ったのですが、早くもう一度使いたくて仕方がなかったのです。先端の形状が、偶然、今回の制作に向いていそうだったので選びました。ちょうどいい感じの削れ具合だったのです。黒さもあります。
鍵穴についても、実はエピソードがあります。お客様がお車を大切にしていらっしゃることがわかるエピソードです。おめめのようなライトを描こうかとも思いましたが、昨年描いたので別の何かを基に自分なりに形にしたいと思っていました。夜空なので、夜、光っているところにしてみました。
ありがとうございます。
ひとまず、投稿します。