葉書大の作品2点目は「山岳地帯の詩」です。
作品について
「山岳地帯の詩」は「風のおくりもの3」と同期です。
「紙を支持体とした場合反り返る問題」を何とかしたかった時期の作品です。
しばらく寝かせて締切が近付いた(Tokyo Artist Book Fair 2021の作品発送が終わった)頃に仕上げをした点も似ています。見てくれは別人ですが、生い立ちは双子のようなものです。
最近、三角を描くのが好きで、折に触れて様々な三角を描いているところです。「山岳地帯の詩」については、平べったい三角を描いたらどうなるだろう?という興味から仕上げの制作にかかり、なんとなく山っぽくなったのでさらに好きになりました。
タイトルは交響詩「モンタニャールの詩(うた)」が元ネタですが、今回は制作中は曲とは全く関係なく描きました。タイトルだけです。
少し前に同じ作曲家の別の曲を脳内で流しながら制作した作品がこちらです。
「山岳地帯の詩」は、今年Casieさんにエントリーして不採用になった作品(M6)にもつけた名前です。
この作品は表面が非常に面白い凹凸になり、今後の制作に大いに活かせそうでした。思い切ってドサドサっと振りかけてみてよかったです。今思えば、8番の小さな光もそれはそれで素敵です。
今回GREEN展に出展したものをうっかり1(番号無し)にしてしまいました。しかしよくよく考えてみれば、既に1はありました。何か特別な名前をつける予定です。
最近またM6で山の絵を描き始めたのですが、基本的に私は山が好きなようです。思えば、今までの人生で色んな山に行きました。最近は山に行けていませんが、日常生活で遠くや画面の中に山の姿を見かけると、全力で手を振って挨拶しています。心の中で、ですが・・・。新しい作品も「山岳地帯の詩」にしてシリーズ化する予定です。ちょっとずつ描いていきます。
そういえば、こちらにも山の作品を・・・
「山岳地帯の詩」に関するツイートを拾い出しました。
「風のおくりもの3」と同じになりました・・・。今回個々の作品についてしっかり記録できなかったのが心残りです。今後、制作と記録、そしてこうして記事にすることなどのバランスをうまくとっていけたらと思います。
額について
額も「風のおくりもの3」と同じくシンプルな白木の額です。麻紐の先端をとめるマスキングテープの色を少しかえました。
ありがとうございます。それでは、また。