『すいすい水彩画教室1 超初心者でも水彩画が上達する方法』を読むまで
今年、アクリル画を始めたのですが、先日、Amazonで水彩画の教本をダウンロードしました。
noteで交流させていただいているアートジャムの石神久資さんのご著書です。
アクリル画なのに、水彩画?
不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
アクリル絵具は、油彩風にも描けますし、水彩風にも描けます。アクリル絵具は何にだってなれるのです(油彩で水彩風に描いたりもできますが、話がややこしくなるのでこのくらいにします)。
私は、自分だけの絵をつくれるようになりたいと思い試行錯誤中です。今はアクリル画に取り組んでいます(ほんの少し日本画の画材を取り入れています。だんだんミクストメディア化かつ立体化していっている気がしなくもありません)。
油彩画は、テクニック以前にニオイが大変そうなので敬遠しています。水彩画は中学の学校の授業で描いたきりです(なぜか来客用の玄関に飾っていただける等しました)。高校は美術の授業がありませんでした。学園祭で舞台装置を制作したきりです。
その先ずっと絵も立体も制作しませんでした(これをちょっと悔やんでいます。仕事ではポスターやチラシ、メニューなども制作しましたがデジタルだったのでやはり違う気がします。しかも、仕事なので自分の好きにつくれるわけではありません。そういえば、イエス・キリスト降誕の情景模型なども制作しましたがこれも仕事だったのでちょっと違う気がしています。その頃、イベント屋さんにおりまして、色々ありました)。
月日が流れ、あらためて絵を始めました。2020年末から自分だけの描き方をつくりあげようと、自分なりに数か月間描いてきました。
しかし専門家に教えていただいた方がいいのではないかと思う瞬間もありました。アクリル画に限らず、何でも試して自分の得意な描き方を見つけたいと思っていました(パステルは教えていただいたことがありますが、あの粉っぽさと仲良くなれず距離を置いています。描画時に画材が手に伝えて来る感じとか、ケープとか、フィキサチーフとかが苦手です。ずっと気になっているより、ダメなことがわかって良かったです)。できれば、別の分野の描き方をアクリル画と融合させたいとも思っていました。母が水彩画でボタニカルアート(最近は植物のみならず鳥なども描いています)に取り組んでいるので、ちょっと質問してみたりもしましたが、要領を得ませんでした。
そんなところに先日、石神さんからnoteの記事にコメントをいただき、渡りに船と思い、ダウンロードさせていただきました。ラッキーなことに「今のところ0円」の期間内でした。
実は、こちらの記事を拝読するなどし気になってはいたのですが
なかなか、ダウンロードして拝読するところまで辿り着くことができないでいました。いくら無料とはいえ、私にとってはけっこう気合の要ることだったのです。コメントで背中を押していただけました。私の人生に色んな姿で登場するアートの神様が「これ、オススメだから読んでみて!」と言っているのかもしれないと思いました。ありがとうございます。「すいすい」という辺りもスキです。
『すいすい水彩画教室1 超初心者でも水彩画が上達する方法』を読んだ感想
大変興味深く、一気に拝読しました。ものすごいボリュームに圧倒されました。1回読むだけではとても自分のものにできませんし、何より実際描いてみることが大事ですから、今後じっくり課題に取り組む予定です。しかし、1回拝読するだけでもかなりためになりました。私のようにブランクがあって大人になってから絵を始め独学で迷走中、もしくは迷走したくないからまずは基本的なことを押さえておきたい人にオススメです。抽象画に取り組んでいる方も、画材や技法、構図など、色々ためになると思いました。見える通りに描く練習も、何かの役に立つかもしれません。
石神さんは、これまで独学で様々な実験を重ねていらっしゃいました。
御本には、それらのすべてが詰まっているのだと思いました。noteでも石神さんの記事を拝読したり、石神さんからコメントをいただくなどし、実に色々なことをされたのだと思いました(水彩画以外も色々取り組んでいらっしゃいます)が、あらためてそう思いました。
「はじめに」を拝読し、裏技みたいなことも教えていただけそうだと思い、わくわくしました。それから、何事も一朝一夕にできるようになるわけではない、ゆっくり進めばいいのだと思いました。
そして、画材についての章が始まりました。100円ショップで手に入れれば充分なものと専用の画材を用意した方がいいものが明記してあり、大変興味深く拝読しました。主なインターネットの画材屋さんの一覧と利用のコツなどもありました。お手製の画板(写真や動画の撮影にも便利!)も教えていただき、勉強になりました。
紙についても、実に様々なことを教えていただきました。紙以外もですが、石神さんの画材に対する愛や水彩画に対する情熱が伝わってきました。実に様々な実験をされたのだと改めて思いました。
今、私はアルシュのピンクのを数枚使って眠らせているのですが、再び何か描いてみようかしらと思いました。数か月前にこんな実験をしていました。
その後、こんなことも・・・
そして、ここで止まりました。
水彩画は、結局のところ紙が波打ってしまうので敬遠していたのです。ブロック(260×360mm)さえボコボコにしてしまうとは・・・。ジェッソやジェルメディウムを薄く塗り重ねたりしてみたくなってきました。実はクサカベさんのパルプベースも気になっています。キラキラの天然石の粉が、うまいこと絡み付いてくれたらなんて思ったりしています。
まずはハガキくらいの小さめのからチャレンジしてみる予定です(さすがにこの小ささなら波もかなり少なくなる・・・はず・・・)。そのうちSMとか、さらに大きいのとかにも挑戦・・・もしくは小さめの紙でコラージュの素材をつくり、大きめのキャンバスか木製パネルに貼り付けるかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。1つ1つ書いていると、とても長くなりそうということに気付いたので、ここから駆け足で失礼いたします。
色見本が大変美しく、感動しました。筆洗いバケツの色も好きです。マスキングをしたくなりました。スパッタリングはかなり汚れることがわかり封印していたのですが、おとなしめに再挑戦したくなりました。筆のハンガーは、筆がとても愛されていると思いました。私も道具たちを大切にしようと思いました。
第2章では、写実的な絵を描くための基礎的なレクチャーがありました(動く人体やコミックやアニメ風イラストには向いていなくて静止している実物または写真を見える通りに描くものです)。ある方法が紹介されていたのですが、以前気になりつつも取り組まなかった方法でした。今度こそきちんと取り組んでみようかしらと思いました。毎日1点など、決めて、習慣化できるといいのですが・・・。
構図の例でお魚の絵が用いられていて、わかりやすく、かつ、好きなモチーフだったので嬉しかったです。
水彩画ならではの各種技法も丁寧な解説がありました。どれもこれも楽しそうです。「片ぼかし」という名前を知りました。先程のアルシュを波打たせた例のリンク先で己巳の日に描き始めた絵は、木の幹のグラデーションが好きなのですが、あれは知らず知らずのうちに「片ぼかし」を行っていたようです。しっかり読み込んで実践を繰り返し、狙って思い通りにつくれるようになりたいです。透明水彩では〇色を使わないということも教えていただき、驚きました。
他にも書ききれないことがたくさんあり、大変勉強になりました。参考文献も充実していました。noteの記事と重複する部分もありますが、復習と思い、拝読しました。こうして1冊の本になっているとまた違った趣がありました。私も色々noteに書いていることをいつか本という形でまとめられたらと思いました。
そして、こんな特典も・・・
- 模写用画像(ダウンロードして使用)
- 電子書籍『巨匠の水彩画の技術に学ぼう』
- 電子書籍『絶対に知っておきたい水彩画の常識』
- メールマガジン『アートジャム水彩画』(週1なので私に合っている気がしました)
- Amazon販売ページのレビューにコメントをいただける(質問などもできます)
電子書籍は、まだ拝読できていないのですが、時間を見つけてページをめくってみます。絵の世界の探検隊です。どんな秘密が明らかになるのか、とても楽しみです。レビューは私のアカウントに問題があり今のところできないでおります。ある条件をクリアするといいみたいです。その時を待ちます。
私もコメントしようとしてできなかったので、最近Amazonカスタマーサービスに問い合わせたところ、レビューに対するコメントは現在はできなくなったとのことです。サービス低下でしょうか? 読者の方にはご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。とても残念です。
noteの記事への石神さんのコメントより一部引用させていただきました。
原因は、出品者(?)によるコメントスパムが多くなって、それを防止するためだったのでしょうか? 仕方がないですね。
と、いうわけで、レビューに対するお返事は現在はいただけなくなってしまったようですが、そのうちレビューを書かせていただく予定です。また、直接お返事をいただけなかったとしても、今後何らかの形でいただけるかもしれないと思ったりもしております。あるいはいただけなかったとしても、とにかく書いてみます。コメントをいただいた記事は、こちらです。
それから、お返事をいただきたい時は、noteの石神さんの記事にコメントさせていただくなどするかもしれません。
初めての方でも、優しくマニアックなお返事をいただけるのではないかと私は想像しております。水彩画でわからないことがあったら、あるいは水彩画以外でも、思い切ってコメントしてみたらきっと素敵な展開が待っているに違いありません。
Amazonのレビューの件は、以上です。
そして、1と特典の電子書籍をまだ理解できていないのに、2もダウンロードさせていただきました。
きっと何か、ヒントが見つかるんじゃないかと思いました。近いうちに拝読します。
この記事は、書き足りないので、後日加筆修正するかもしれませんが、ひとまず公開します。アイキャッチもそのうち描きます。
※描きました。AdobeFrescoのライブブラシ(水彩)たちを使用。「片ぼかし」のシミュレーションが特に楽しかったです。気づいたら、水(透明)ではなく白で行っていたので、そのサンプルも兼ねて投稿してみます。
ありがとうございます。それでは、また。