「秘密の場所3」(GREEN展~ここが私の居場所~第Ⅲ章)

葉書大の作品5点目は「秘密の場所3」です。

目次

作品について

作品そのものについて

「秘密の場所」シリーズは、三角にこだわらないことにしました。

私は、木が好きです。本名が森ということもあり、なんとなく親近感を持っています。

木の部分もそれぞれ好きです。GREEN展では木も描きたいもののひとつになっていたのですが、さて、どう描こう?と思い、三角にしてみたり色々な表現を試みました。そのうちのひとつが、幹です。幹は、かねてから描きたいと思っていたものの、なかなか描けずにいました。今回GREEN展に出展することにより、描くことができ嬉しいです。

幹は、出展中の他の作品でも天然石粉末で表現したものもあります。杉の皮入り和紙とアルシュの二重構造になっている作品のいくつかの、アルシュの部分です。

「秘密の場所3」は幹、地衣類、コケ類、樹洞という私の好きなものが大集合の絵です。GREEN展のキーワードのひとつでもある「秘密の場所」をタイトルにしました。そして、三角たち以外にもこのシリーズを解放しました。

木にあいている穴はなんとなく謎めいていて秘密の隠れ家みたいな感じがして好きです。これは、子どもの頃からです。穴の中ではおひとり様の時間を楽しんでいるのか、ふたりでイチャイチャしているのか、はたまた大勢でパーティーをしているのか・・・?コロナとは無縁の世界なので、何でもできます。
それから、樹洞以外の幹の部分、外から見える部分も秘密の場所です。地衣類や苔類、その他さまざまな生き物たちが居て、私の好きな場所です。これも、子どもの頃からです。普段、あまり意識を向けないかもしれませんが、じっと観察するととても楽しいのです。
こんな社会情勢ですが、手軽に行ける安全安心の隠れ家、ふらりと立ち寄れるワンダーランドがもうひとつ増えたらと思い制作しました。

私にしてはリアル寄りの絵を目指したのですが、謎の樹種が誕生しました。私の地域の街路樹でよく見かけるハナミズキや畑などに植わっていて奇麗だなと思いついつい見てしまうカキなどが混然一体となり謎の木になった感じです。両方とも大好きな木です。他にも大好きな木は色々あり、木はそれぞれ肌が違い、どれにしようか迷いました。樹種による違いだけでなく、木ごとにも違います。今後少しずつ描いていくのも楽しいかもしれません。しかし、お魚も描きたいのに描けていないので迷うところです。

ひとつ前の「みどり」と同じくあの3人組のうちのひとつがベースになっています。「みどり」はほぼそのままでしたが「秘密の場所3」は大変身でした。

こちらの左の縦の作品です。幹を自分なりに描いてみたいと思い、加筆しました。どんどん描いていくうちに、秘密の場所に・・・。もう、こんな絵だったなんて、わからなくなってしまいました。この状態も好きだったので、ちょっぴり心残りですが、記念写真もありますし、自分の大好きが詰まった秘密の場所を描けて嬉しいです。水彩紙に描いたのですが、アヴァロンかウォーターフォードです。

この作品にまつわる素敵な物語

その後、noteで交流させていただいている七田苗子さんが素敵な物語をつくってくださいました。

ありがとうございます。大変嬉しいです。

額について

額は、額屋さんのです。今回の出展の個人的なサブテーマのひとつは「額ってなんだろう?」です(他には「木工」や「どこからどこまでが緑なのか?」などもあります)。自分なりに様々なタイプをご用意しました。その中に、額屋さんの額もあります。3点にしました。マットも3通りです。「秘密の場所3」のマットは1枚にしました。

どの作品をどの額に入れるかも色々悩みましたが、最終的にこのような感じになりました。

アクリル板(UVカット)も付いていますが、反射するのが苦手なので作品の裏にひっこめてあります。新品です。お買い上げいただけた暁には、ご希望に応じてペリペリッと剥がしていただけます。ペリペリの儀、私は好きです。

ありがとうございます。それでは、また。

ご紹介、ありがとうございます。
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この記事を書いた人

絵を描くのと石を眺めるのが好きです。緑も好きです。SWELLも好きです。名前の由来はFAXDMです。白黒のA4。あとは「塞翁が馬」みたいな意味も込めました。

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