「じつのところ」F0、アグダル隕石(イミルシル、ヘキサヘドライト)を使用

これは、制作時の記録です。どことなく手帳類の様相を呈していると思います。誰にも見せない前提で書いたわけではないのですが・・・。ひたすらそのときのことを記録していったので、読み手への配慮が少な目です。

比較的読みやすいかもしれないのをnoteに書きました。

駆け足の動画を投稿しました。BGMが素敵なので是非お聴きください。


本編はここからです。


5/8ついに1点目が下地塗りの次に進みました。

かねてから凹部にキラキラの粉を入れたいと思っていたので、その実験です。小さな画面(F0)を選びました。絵具を重ねても、比較的軽いままではないかと予想。アクリル絵具は乾燥すると痩せます。痩せ対策のメディウムもあるのですが、今回は使わないで何が起こるかの実験です。

たぶん、ツイートの回収忘れではありません。この後、少しずつ進めたのですが、記録して投稿ができませんでした。そして、他の作品がだんだんできてきて・・・

大きめのは「つきのさかな2022」だけになりました。6/19までにつくろうと思いましたが、できませんでした。どんどんつくっていかなくてはと焦っていましたが、よくよく考えてみれば6月末までにできれば大丈夫なのです。そこで「つきのさかな2022」はゆっくり進めようと思い、先にこちらを完成させることにしました。

実は、ニスは、星の形にひろがっています。

翌朝、乾燥が進んだ感じだったので、画面を立てたりひっくり返したりして定着の具合を確認しました。くっついていました。指でつまんだりはしませんでしたが、けっこうくっついてくれて嬉しかったです。アグダル隕石のマットな感じは失われてしまいましたが、ツヤツヤになりました。画面の中で最もツヤツヤ。私の作品で、ツヤツヤは珍しいです。今回色んな質感を試すので、ツヤツヤもつくりました。実際、樹脂でコーティングする方法もあるそうです。

マイクロキャンバスはこちらです。

このときより、ちょっと薄めにニスをかけることに挑戦しました。そしてしばらくそっとしておきました。

名付けは毎回悩みますが、今回は特に悩みました。

記事のタイトルの文字数とか会場でのキャプションとかのことを考えると、短めの方がいいのかもと最近は思います。あとは、自分でも長すぎると呼ぶのが大変だったりする気もしますし。昨年の落ちそうで落ちないさんは、ギリギリの長さだったと思います。こちらの出展作品です。

色々悩んだのですが・・・

「じつのところ」という名前は、色んな意味があります。今回、様々な表現方法を試し今後に繋げるというのも課題のひとつでした。そこで、隕石を用いた作品もつくりたいと思っていました。中の人に登場してもらいました。隕石の売り場のお邪魔し、実際本人たちと面接をし、ピンと来たのを選びました。

それから、最初、凹部にキラキラを入れるということで始めたのですが、検討の結果違う感じになったというエピソードも入っています。実は、こんなことがあったのです、と。

それから、後から知ったのですが、アグダル隕石は自分の心と繋がり本当の自分の望みを明らかにし、自由に生きるのを助けてくれる石という説もあるようです。

信じるかどうかは人それぞれですが・・・この部分も名前に入れてみました。

別の名前としては、「中の人」とか「ガチのやつ」とか他にも色々考えました。隕石は、真実の姿という意味合いの他に、戦いに勝って生き残った者という感じもします。本気でぶつかって、突き抜けた感じです。「案ずるより生むが易し」も想起され、そこから「じつのところ」に繋がったりもしました。

今回の制作日数は・・・記録していない部分もあるので正確には出せません。ツイートを基にするなら5/8、6/22の2日間ですが、乾燥や折に触れて手を加えたことなども加味すると1週間といったところでしょうか。

6月、残り1週間ほどとなりましたが、できる限り黒い壁を素敵にする予定です。

ご紹介、ありがとうございます。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

絵を描くのと石を眺めるのが好きです。緑も好きです。SWELLも好きです。名前の由来はFAXDMです。白黒のA4。あとは「塞翁が馬」みたいな意味も込めました。

目次