藍熊染料の大和藍を使用した感想など

先日、こちらを購入しました。

昨日、ついに試用。

というわけで、感想などを記録し次に進みます。

私は染色をしたいわけではなく、藍の絵具で絵を描きたいと思っています。それから、藍染のことは何も知りません。地獄建てとかできる方は凄いなと思いますが、そういう人に私もなりたいとは思っていません。草木染は全般的に何かニオイがするという記憶はあります。父が趣味で取り組んでいたので・・・。遠い記憶です。そんな私の感想です。

目次

大和藍は臭い

いきなりの率直な感想ですが、私の好きな香りではありませんでした。画材は、臭気も大事です。ニオイだけでなく、目に違和感が生じたり、他にも普段と違う感じがしたりしました。換気をするか、うんと広い場所で使用するかでしょうけれど現実的ではありません。今後は使用しないでしょう。

しかし、この臭さを実際に経験できたのは良かったかも知れません。ずっと気になって使わないでいるよりはハズレでも使ってみた方がいいです(使うまでわかりませんが)。こんなの平気って方もいらっしゃると思うので、あくまでも個人の感想です。平気な方は、表現の幅がひろがってお得。私は油彩も臭いので苦手です。最近は臭くないのも開発されているそうですが・・・。あと、乾燥を待てないタイプでもあります。画材にもそれぞれ性質があり、使う側にもそれぞれ性質があり、お互い合うところで自分だけの絵が生まれるのだと思います。

それはさておき

この臭気がきっかけで、私は臭わない藍を探すことにしました。

見つけました。

臭わないだけでなく、色落ちも色褪せもしないのだとか。早速、午後お邪魔しました。

しかし、お休みでした。またの機会に。

大和藍をとあるメディウムと混ぜた

水ではなく、アクリル系のとあるメディウムと混ぜました。これが原因だったのでは?水とは違う反応だったのでは?と一瞬思いましたが、先ほどのリンク先などを拝読し、やはり人工的に処理された藍だからではないかと思いました。

それから、今までアクリル系のメディウムを使用していた(藍と混ぜずに)時も、ちょっと臭いましたが、そのニオイとは別のニオイでした。

アクリル系のメディウムと混ぜたのは、藍染をはじめとする草木染で言われがちな水による色落ちを防ぐためでした。本来の使い方ではないのかもしれませんが・・・。洗濯と着用を繰り返すようなアイテムをつくりたいわけではないので、洗濯による色落ちは気にしなくてもいいのかもしれませんが、なんらかのバインダーでくっつける必要性があるわけで、とにかく実験です。重ね塗りしたくなった時にも、アクリル絵具は便利です。

それに、この人工的な藍染の素、同じく人工的なアクリル系の糊はピッタリな気がします。

開封前や開封時は強烈な臭気は感じられませんでした。ルフラン&ブルジョアのスパイクラベンダーオイルとこの点は違いました。開封後については、粉を吸い込んでしまうかも知れないのが怖くて、思いっきり嗅げなかったのもありますが、強烈な臭気というのは、こちらから積極的にアプローチしなくても、向こうからやってくるものだと思うので、この時点ではかすかに何か臭うかなくらいのほぼ無臭でした。

果たして混ぜると、いわゆる「藍の華」がだんだんできてきて、それと同じくらいに臭気も増しました。水1リットルにつき3~5gとのことでしたが、よくわかりませんでしたし、メディウムはそんなになかったので、自分なりに混ぜました。

今回購入したのは10gでしたが、10分の1も使っていません(目分量)。溶かす前に可能な限り砕きましたが、砕ききれませんでした。染料ということもあり、染み込むのが心配だったりもしたので、程々のところで止しておきました。

色はけっこう出た

染色ではありませんが、色はつきました。塗ると、一瞬緑っぽいのですが、その後、濃い藍色になりました。冒頭のツイートの感じです。緑っぽくなくて、最初から藍色の場合もありました。

一晩置いて、今、こちらを書いているのですが、色の変化は少なくとも目立った感じのはありません。紫外線による色褪せが気がかりですが・・・。それから、臭気が落ち着いてとても嬉しいです。

染色の場合、何度も染めて色を濃くしていくらしいのですが、今回の方法だと水洗いも無く一気に濃くできて便利だと思いました。逆に、薄い色、というか水色系を出そうとすると難しいかもしれないと思いました。染色というのは、単に顔料を塗るだけではない魔法なのだと思いました。私は、藍からつくられる水色が好きです。

一旦、メディウムと混ぜて塗った後、メディウムを追加して希釈し大和藍の濃度を3通りつくりました。

それを水彩紙に塗っていったのですが、どれも水色にはなりませんでした。濃いめの藍色が薄くなっただけという感じでした。これはこれで綺麗だと思いました。もしかしたら、もっとメディウムを追加したら変わったのかもしれませんが、そこまではできませんでした。容器に残っている混合液の倍以上は毎回メディウムを足していたのですが。

最初のほうはギラギラの膜もそのまま塗りました。塗った後、画面上で再び膜が形成されることもありました。無くしたい場合は厄介ですが、そのまま使いたい場合は面白い表現をできるかもしれないと思いました。完全なコントロールは難しそうです。

その後、胡粉ジェッソを混ぜ、水色を得ようとしましたが、想像していたのと違う色になりました。また、透明感が失われ、別人になった感じがしました。これはこれで好きです。写真、まだ撮っていません(その後、動画に入れました。)。

ドサクサに紛れて、大きめの作品、そして、キラキラの儀

私は、混色が苦手なのですが、その理由のひとつは、使い切れないからです。

もちろん、歩留まりということもありますが、それ以前に、絵具やその仲間をつくってくださったかたや、保管していてくださったかた、届けてくださったかたに申し訳なく思ってしまうのです。食べ物と一緒だと思います。

絵具やメディウムを混ぜると、どうしても全部を画面にのせるのは難しいです。画面上で混ぜれば別でしょうけれど・・・。それに、筆やその仲間たちに付着した分は?混ぜなくても同じじゃない?とか色々言い出したらきりがありませんが。

というわけで、普段あまり混ぜないのですが、今回は混ぜました。

そして、やはり分量がわかっていませんでした。大量に余りそうだったので、別の支持体にも塗ってみることにしました。当初の予定とは違いましたが、大きめの作品も進めることが出来て嬉しいです。最近、小さ目のが多かったので・・・(大きめのばかり描いているとそのうち小さ目のを描きたくなります)。

アルシュの水彩紙に色々描いたものの上にターナー色彩のミルクペイントを塗ってずっとそっとしてあったものとアルシュの油彩紙に昨日カワチ画材のオイルパステルでガシガシ描いたものの上から、混合液を塗りました。

そして、天然石粉末も、久しぶりに使用しました。最近ずっと使用していませんでした。熟睡展の残り、もう何末の何番かわからなくなってしまったキラキラたちを、まだ乾ききっていない画面に振りかけてみました。今回、藍染の素が溶けるのに時間がかかると思い、乾燥がゆっくりかつ定着力を上げるメディウムを使用していたので、キラキラの儀にはピッタリでした。

キラキラの儀は、とても楽しく、ああ、私はこれがやはり好きなのだと思いました。しばらく封印していたなんて・・・人生をかなり無駄にした気がしました。

その後、先ほどの胡粉ジェッソの話に繋がるのですが、胡粉ジェッソも3通りつくりました。つくっているうちにまた量が増えたので、ずっと寝かせてあった小さ目の作品に塗りました。ポタポタできたのも嬉しいです。

今回制作した作品は、ここから先どう進めるかまだ決めていませんが、ひとまず乾燥したら天然石の粉を払ってみます。

それから、多めにつくったからニオイに気付けたかもしれず、今回ほんの少しにしなくて良かったです。本番の制作はわりと大きめなので、そのとき気付いていたらかなりきつかったでしょう。

そもそも、なぜ大和藍を選んだのか?

パッケージに「難しい藍建ての作業が一切不要で、水に溶かすだけで手軽に藍染めができます。型染め・絞り染・ローケツ染などの技法でお楽しみ下さい」と書いてあったからです。染色もできそうだし絵も描けそうな感じがしたのです。勝手なイメージですが・・・。

それから、「熊」つながりで惹かれたのもありました。

なぜ藍なのかというと、それにもいくつか理由があります。地産地消の画材を探している、自然素材を探している、オーダーの絵と関係がある、常に新しい方法を模索している、ラッキーな画材を探している、などです。

藍蝋、藍棒などにも興味がありますが、人工的な製法のものを再び買ってしまうのでは?と思ったりし、まだ決めていません。

それから、私は、先日の『クロマトピア』

に書いてあった、藍の染色液をつくるときの沈殿物にとても興味があります。

自作の絵具は初めて?

記憶にある限り(最近、物忘れが酷いので)、自作の絵具は今回が初めてな気がします。ずっと小さな石から絵具をつくろうと思っていたのですが、これで1歩前進。この前もちょっとだけ前進しましたが、止まっていました。

そして・・・

ひとまず、投稿して次に進みます。

ありがとうございます。それでは、また。


その後、動画を投稿しました。

今週2本目で好調ですが、編集、少な目にしたいです。

キツイのが2本続いただけかもですが・・・。

もう1本は、こちら。

https://youtube.com/shorts/yBFUNfJRP5w

動画の編集、大変ですが楽しいですが大変です。どちらかと言えば、絵を描いていたいです。絵の宣伝をするために動画をつくって絵を描けなくなるってことが起こっています。うまくバランスをとって続けていきたいです。

いつもご覧いただき、あたたかい反応をいただき、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

絵を描くのと石を眺めるのが好きです。緑も好きです。SWELLも好きです。名前の由来はFAXDMです。白黒のA4。あとは「塞翁が馬」みたいな意味も込めました。

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